XBee WiFiを動かしてみる

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お手軽に無線LAN経由でシリアルインターフェース通信できたりI/O制御できる無線モジュールXBee WiFiをお試ししてみる。

うまく動かせたら、これを使って電子工作に応用する。
1. 購入したもの
・Digi International Inc.のXBee WiFi (S6B)
 WiFi経由でシリアルコミュニケーションできたり、I/Oポートの制御が可能。
 秋月電子で購入(通販コード M-06676)。従来版(S6)は癖がありそうなのでS6Bを選択。
・XBee USBインターフェースボードキット (通販コード K-06188)
 PCからXBee WiFi を設定するためのに使う。(このインターフェースボードにXBee WiFi (S6B)を搭載し、PCからUSBケーブルで接続し、XCTU設定ユーティリティで設定する。)

2. 設定
(1)PCにXBee+USBインターフェースボードを接続

(2)インターフェースボードのドライバをインストール
 FDTI ChipのWeb Site(http://www.ftdichip.com)からVCP Driverの最新をダウンロード(2014年12月31日時点"CDM v2.12.00 WHQL Certified.exe")を実行し、画面の指示通りに操作。

(3)X-CTUのインストール
  Digi International Inc.のWebサイトからXBee WiFi (S6B)を探し、最新のNext Generation XCTU Configuration Utilityを選択(2015年1月2日現在"40003026_A.exe")を実行し、画面の指示通りに操作。

(4)XBee WiFi設定
 X-CTUでXBee WiFiに以下を設定
 (a)WiFiの設定
  ・ID: SSID →自宅のWiFiに設定されているSSIDを設定する。
  ・EE: Encryption Enable →自宅のWiFiに設定されているセキュリティ設定を設定。
                   "WPA2(AES) security [2]"に設定。
  ・PK: Passphrase →暗号化キーを入力
  最低限上記3つの設定するとWiFiに接続できる。
  個々のXBee WiFiを特定しやすいようにIPアドレスを固定したいので、以下も設定。
  ・MA: IP Address Mode →"Static [1]"に設定
  ・NS: DNS Address
   GW: IP Address of Gateway
   MK: IP Address Mask
   MY: Module IP Address   → 自宅WiFiの設定に合わせて固定IP Address設定。

 (b)XBee WiFiのI/O設定
  XBee WiFiに直接デジタルI/Oやアナログ入力を接続できる。
  試しにAD1に温度センサ(LM35DZ)、AD2に湿度センサを接続。AD1/AD2をA/D入力モードに設定する。また、A/D入力のVrefは2.5Vと1.25Vを選択できるが、どちらも1.25V以下になるようなハードウェアとしたので、Vref 1.25Vに設定する。

 A/D入力に設定
  ・D1: DIO1/AD1/SPI_ATTN → "ADC [2]"に設定
  ・D2: DIO2/AD2/SPI_SCLK → "ADC [2]"に設定

 A/D入力Vref設定
  ・AV: Analog Voltage Reference →"1.25 volt reference [0]"に設定
  ・
3. XBee WiFi動作確認するためのツール
(1)動作確認用ネットワーク゜パケットキャプチャソフト
 フリーソフトの
 https://www.wireshark.org/download.html
  Wireshark-win32-1.12.2.exe

(2)UDP/IPテストツール
 フリーソフトの「スクリプト通信テスト(RS232C/TCPIP/UDPIP)」をダウンロードし、Batchファイルを一度だけ実行することにより設定完了。
 XBee WiFiのUDPIP通信テストのためにUdpIpTool.exeを起動する。
  ・送信先ポート番号: 3054 (0xBEE)
  ・Localポート番号: 3054 (0xBEE)
  ・送信先IPアドレス設定(XBee WiFiのIPアドレスがわからないときはXCTUで読みだす)
  ・「送信データのバイナリ変換」をチェックする
  ・「送信するTEXT」に"<42><42><00><00><00><00><02><00><01><02>IS"を入力。

  上記入力後、「接続」ボタンを押したのち「TEXT送信」ボタンを押す。  

 

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このページは、おさ。が2015年1月 3日 10:58に書いたブログ記事です。

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