「あねご」備忘録 -ハードウェア編-

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備忘録のために「あねご」ハードウェア作成時の特記事項を書いておこう。

1.AKI-H8/3052 LANキットのブロック図
ブロック図.jpg

H8/3052Fのマイコンには
 - 8bit 20MHz動作
 - Flash ROM 512kB (書き込み保証100回)
 - RAM 8kB
 - I/Oポート(入出力) 最大78本
 - A/Dコンバータ 最大8ch、D/Aコンバータ 2ch (A/Dコンバータ2chはD/Aコンバータと切り替え)

通常動作: モード6(16MB空間)。・・・CN5 #1、#2間をジャンパでショート
ROM書き込み時: モード7 (ブートモード)・・・子基板のジャンパを外す。親基板の書き込みレバーをONにして、リセットスイッチを押し、H8 WriteTurboでRS232C接続したPCから書き込む。

2.PCの電源制御のためのマイコンI/Oポート割り当て
IO割り当て.jpg
一通りキットで使っているI/Oを表にまとめて、あいているところを使う。
LANキットからI/Oポートが3つのコネクタから出ている。1つのコネクタ(CNX551)からPC制御用基板への電源と制御信号をつなげるようにポートを考えた。さらに以下のように考えた。

(1)PC電源ボタン制御(出力)
電流がより流せるLED駆動ができるPortがいいけど、すでに結構使っちゃっている。ポートBが2bit空いていたけど、LCD制御にも使っているか ら、LCDドライバとソフトがぶつかりそうだったのでソフトが簡単になるように丸々あいているポート4を使う。そのかわりLED駆動用にバッファを入れ る。

(2)PC電源モニタ(入力)
3ビット連続して空いているところを探したらポートAのbit 4- 6が候補に挙がった。でも後でBit4はEther ControllerのRTL8019が使っていることが判明。bit5-6の2bitを割り当て。

3. PC制御のための回路
回路.jpg
これがPC 1つ分の回路。左側がマイコンキットで、右側がPC。
(1)電源制御
上半分の回路が電源信号を制御する回路。LED駆動するためにマイコンからの信号を一度インバーターでバッファする。
デバッグしやすいようにLEDを付けたのと、PCと電気的に絶縁して制御するためにフォトカプラを付けた。これでグラウンドのまわり込み等で誤作動する危険がないはず。
5Vで1kΩの抵抗をつけたからLEDとフォトカプラでそれぞれ3[mA]位の電流かな。(電源は5V、LEDの順電圧は約2V)

PCの中の電源スイッチの回路は、図のようにプルアップされていて、その信号とグラウンド間に電源スイッチを接続していると思う。それと並列にフォトカプラのコレクタ、エミッタを接続。

(2)電源モニタ
下半分がPCの電源モニタ用のインターフェース。USBに電源が供給されたらそのPCの電源が入ったとみなす。ここもデバッグしやすいように受け側にLEDを付けた。

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このページは、おさ。が2008年2月26日 23:47に書いたブログ記事です。

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