SSD(Solid State Drive)は年々安くなりそう。1年毎に半額になるという予想も。そうすると2~3年後に100GBを超えるSSDが手ごろな値段になるそうだね。
容量の進化もハードディスクより早くて、もともと容量の小さいノート用の1.8インチ/2.5インチディスクは、だんだんSSDが増えていきそう。
一方でSSD(Solid State Drive)にはSLC型とMLC型がある。同じ容量だとMLC型の方が何割か安い。じゃあ安いMLC型買えばいいのか、安くても落とし穴がないか調べてみた。
容量の進化もハードディスクより早くて、もともと容量の小さいノート用の1.8インチ/2.5インチディスクは、だんだんSSDが増えていきそう。
一方でSSD(Solid State Drive)にはSLC型とMLC型がある。同じ容量だとMLC型の方が何割か安い。じゃあ安いMLC型買えばいいのか、安くても落とし穴がないか調べてみた。
まずSLC/MLCは何かだけど、SSDに入っている記憶素子であるNANDフラッシュメモリの構造の種類。
SLC/MLCの意味
・SLC(Single Level Cell)・・・情報を記憶するセル当たり記憶する情報量は1ビット
非多値。電圧レベルが高いか低いかの1ビットで記憶。
・MLC(Multi Level cell) ・・・情報を記憶するセル当たり記憶する情報量が複数ビット
多値。1つ回路であるが電圧レベルによって、複数のビットを記憶。
例えば電圧レベルを4つに分けて、"00","01","10","11"のように
1つのセルで2ビットを記憶する。
もともとSLCがあったが、記憶容量を増やすためにMLCが出てきた。
ここまで書くとMLCがよさそうに見えるけど、電圧レベルを細分化して読み込まないといけないので、ダメージに弱い。書き込みを行うときの電子の流れでSLCよりもMLCの方がさらに壊れやすくなった。これを補うためにフラッシュメモリ素子の中にECC(Error Correct Code)ビットを入れたりして補っている。
SLC/MLCフラッシュメモリの制限
・SLC: 書き換え可能回数10万回。データ保持10年。
・MLC: 書き換え可能回数1万回。データ保持10年。(データ保持3年という情報も) *1
*1 MLCフラッシュメモリのデータシートはあんまり出回ってない。それだけ使い方が難しい?
見つけたのはマイクロン(Micron)、SpecTek。
見つからなかったのは、サムソン(Samsung)、東芝、ハイニックス(Hynix)、インテル(Intel)
SLC型フラッシュメモリの方は10万回書き換えられるので、そこそこ使える。だけどMLC型の方は1万回しか書き換えできないので、そのままではSSDには使えない。1日10回書き換えるところがあっただけでも、3年持たない計算になる。ファイルをちょっとコピーしたり、インターネットの一時ファイルを保持するだけで、ファイルを管理しているところはこれ以上に更新しちゃいそう。
これだと使い物にならないので、最近使ったところは使わないで、空いているところを使っていくことをコントローラーICを使って行うみたい。OSから見えるアドレスと実際に使っているところの対応はコントローラが変換して行う。SystemFlash Translation Layer (FTL)と呼ぶみたいね。コントローラーICは、MMCと呼ぶみたい。
それでもやっぱりMLCは不安だなあ。PCメーカーもやっぱり書き換え回数が心配でなかなかMLC型のSSDをメインにできないみたい。もっと
・ECCみたいな冗長ビットによるエラー訂正
・SystemFlash Translation Layer (FTL)のアルゴリズム
・コントローラーICの制御
が進歩したらいいのかもしれない。でも現時点ではもともとのMLC型のフラッシュメモリの信頼性が信用できないしなあ。もうちょっと時間が必要なのかも。
今のハードディスクがいいかというとそれもいつ壊れるか分からないところあるから、難しいところだけどね。
なんとなく今の感触では、SLC/MLCハイブリッド型がいいかなと思ったりする。頻繁にデータが更新されるOSをインストールするボリュームにはSLCを割り当てて、自分のデータを格納するボリュームにはMLCを格納する。データは頻繁には書き換えないからね。でもデータ消えたらショックだなあ。バックアップを定期的にしないとね。やっぱり高くてもSLC型がいいかなあ?
いつSSDを買うかだけど、やっぱり安くなってからだなあ。2年くらいは様子見か。
そのときハードディスクの容量の方が2倍以上高かったらそっち買っちゃうかなあ?そのときの状況次第だね。
SLC/MLCの意味
・SLC(Single Level Cell)・・・情報を記憶するセル当たり記憶する情報量は1ビット
非多値。電圧レベルが高いか低いかの1ビットで記憶。
・MLC(Multi Level cell) ・・・情報を記憶するセル当たり記憶する情報量が複数ビット
多値。1つ回路であるが電圧レベルによって、複数のビットを記憶。
例えば電圧レベルを4つに分けて、"00","01","10","11"のように
1つのセルで2ビットを記憶する。
もともとSLCがあったが、記憶容量を増やすためにMLCが出てきた。
ここまで書くとMLCがよさそうに見えるけど、電圧レベルを細分化して読み込まないといけないので、ダメージに弱い。書き込みを行うときの電子の流れでSLCよりもMLCの方がさらに壊れやすくなった。これを補うためにフラッシュメモリ素子の中にECC(Error Correct Code)ビットを入れたりして補っている。
SLC/MLCフラッシュメモリの制限
・SLC: 書き換え可能回数10万回。データ保持10年。
・MLC: 書き換え可能回数1万回。データ保持10年。(データ保持3年という情報も) *1
*1 MLCフラッシュメモリのデータシートはあんまり出回ってない。それだけ使い方が難しい?
見つけたのはマイクロン(Micron)、SpecTek。
見つからなかったのは、サムソン(Samsung)、東芝、ハイニックス(Hynix)、インテル(Intel)
SLC型フラッシュメモリの方は10万回書き換えられるので、そこそこ使える。だけどMLC型の方は1万回しか書き換えできないので、そのままではSSDには使えない。1日10回書き換えるところがあっただけでも、3年持たない計算になる。ファイルをちょっとコピーしたり、インターネットの一時ファイルを保持するだけで、ファイルを管理しているところはこれ以上に更新しちゃいそう。
これだと使い物にならないので、最近使ったところは使わないで、空いているところを使っていくことをコントローラーICを使って行うみたい。OSから見えるアドレスと実際に使っているところの対応はコントローラが変換して行う。SystemFlash Translation Layer (FTL)と呼ぶみたいね。コントローラーICは、MMCと呼ぶみたい。
それでもやっぱりMLCは不安だなあ。PCメーカーもやっぱり書き換え回数が心配でなかなかMLC型のSSDをメインにできないみたい。もっと
・ECCみたいな冗長ビットによるエラー訂正
・SystemFlash Translation Layer (FTL)のアルゴリズム
・コントローラーICの制御
が進歩したらいいのかもしれない。でも現時点ではもともとのMLC型のフラッシュメモリの信頼性が信用できないしなあ。もうちょっと時間が必要なのかも。
今のハードディスクがいいかというとそれもいつ壊れるか分からないところあるから、難しいところだけどね。
なんとなく今の感触では、SLC/MLCハイブリッド型がいいかなと思ったりする。頻繁にデータが更新されるOSをインストールするボリュームにはSLCを割り当てて、自分のデータを格納するボリュームにはMLCを格納する。データは頻繁には書き換えないからね。でもデータ消えたらショックだなあ。バックアップを定期的にしないとね。やっぱり高くてもSLC型がいいかなあ?
いつSSDを買うかだけど、やっぱり安くなってからだなあ。2年くらいは様子見か。
そのときハードディスクの容量の方が2倍以上高かったらそっち買っちゃうかなあ?そのときの状況次第だね。
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