MetaSDRAM

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こんな記事を見つけた。(http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/26/008/index.html)

「MetaSDRAM」で8GB DDR2 RDIMM実現 - サーバ搭載メモリを最大4倍に

「米MetaRAMは2月25日(現地時間)、大容量DDR2 DIMMを実現するメモリ技術「DDR2 MetaSDRAM」を発表した。同技術を利用することで「(メモリが)250GB、合計16コアとなる4つのプロセッサを備えたサーバを50,000ド ル以下で実現する。システムを変えることなく、システムにおける最大90%のコスト削減が可能だ」という。」

いまいち本質が見えなかったので、MetaRAM'社(http://www.metaram.com/)の製品紹介を読んで見た。
PRODUCT BRIEF(http://www.metaram.com/pdf/briefs/DDR2_MetaSDRAM.pdf)を見て、ようやく分かってきた。

「MetaSDRAMは3Dスタッキング技術を用いて積載した複数の1Gb DDR2 SDRAMを、DIMM上に搭載する専用チップセットを用いてメモリーコントローラに容量の大きな1つのDDR2 SDRAMに見せかける。」
の説明でよいのだけど、その意図は
 (1)ビット単価の安い小さい容量のSDRAMをたくさん載せることで大容量で安いDIMMにする。
 (2)限られたDIMM基板にSDRAMチップをたくさん載せるためには、3Dスタッキング技術で積層。
 (3)本来は、単純にたくさん搭載してもBIOSやファームウェアがSDRAMの構成を認識できれば問題ないが、BIOSやファームウェアの修正が必要になってしまう。そのため、開発したチップセットを使い、通常の大容量SDRAMを使ったDIMMと同じ構成に見せかける。

ということみたい。

"「MetaSDRAM」で8GB DDR2 RDIMM実現 - サーバ搭載メモリを最大4倍に"

という題名に惑わされてしまった。「大容量のDIMM使いたい人は、ビット単価の安いSDRAMを使ったこのDIMMがお得ですよ」ということかな。チップセットが、$200というのは結構な値段だなあ。これでも8GBとか16GBの大容量の場合、DIMMの値段は安くなるんだろうね。

HynixとかSDRAMベンダーが賛同しているのは、SDRAMの寿命が延命できるからかな。SDRAMはDDR2からDDR3に移ろうとしているけど、これが普及するとDDR2自体も延命できるかもね。 

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このページは、おさ。が2008年3月 5日 20:20に書いたブログ記事です。

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